桜とともに、
新しい芽が動き出す
桜が咲き、花菖蒲が水辺を彩る頃、庭の奥では紫アスターの新芽が静かに動き始めます。冬の間に力を蓄えた株が、柔らかな緑の葉を少しずつ広げていく季節です。華やかな桜の下で、次の主役がゆっくりと準備を進めています。
庭は一年を通じて表情を変えます。季節ごとの美しさと、楽しみ方をご紹介します。
アスター・バレーが庭づくりで最も大切にしているのは、季節の移ろいをそのまま景色にすることです。石や苔の静かな骨格の上に、花や木々の表情を重ね、一年のどの瞬間に訪れても異なる美しさに出会える庭を設計します。
その中心にあるのが紫アスターです。晩夏に咲き始め、秋が深まるほどに勢いを増し、初冬まで咲き続けるこの花は、季節が静かに移り変わる様子をもっとも豊かに映し出してくれます。春の桜から冬の雪景色まで、庭の一年をこのガイドで辿ってみてください。詳しくは花庭園デザインのページもご覧ください。
桜が咲き、花菖蒲が水辺を彩る頃、庭の奥では紫アスターの新芽が静かに動き始めます。冬の間に力を蓄えた株が、柔らかな緑の葉を少しずつ広げていく季節です。華やかな桜の下で、次の主役がゆっくりと準備を進めています。
強い日差しの中、紫陽花が庭に涼やかな青紫を広げます。アスターはまだ咲きませんが、木々がつくる木陰の下でぐんぐんと丈を伸ばし、秋の開花に向けて蓄えを続ける大切な季節です。水辺のスイレンも夏らしい清涼感を添えます。
一年で最も庭が華やぐ季節。紫アスターが一面に咲き、燃えるような紅葉と並ぶことで、紫と朱の鮮やかな対比が生まれます。朝晩の冷え込みが色をより深め、庭全体がひとつの絵のような景色になります。
花の少ない季節こそ、日本庭園の骨格が際立ちます。雪をまとった石や常緑の松、枯れたアスターの穂が織りなす景色は、静寂そのものの美しさ。春を待つあいだ、庭はじっくりと休息する時間に入ります。