環境と向き合う
庭づくり
Aster Valleyが手がける庭は、見た目の美しさだけでなく、その土地の生態系や資源とどう付き合うかを常に考えています。紫アスターをはじめとする在来種・適応植物を中心に据え、水や土、石や木といった素材の選び方にも環境への配慮を行き渡らせています。ここでは、私たちが日々の庭づくりで実践している6つの取り組みをご紹介します。
在来種・適応植物の活用
紫アスターをはじめ、京都の気候に適応した在来種・耐性植物を中心に植栽します。土地に合った植物は水やりや薬剤に依存せずに育つため、長期的な管理の負担と環境への影響を大きく減らすことができます。
水資源の保全
雨水の活用や蹲(つくばい)・水鉢の循環利用により、上水の使用量を抑えます。乾燥に強い植栽計画と合わせて、限られた水資源を無理なく庭に取り込む設計を行っています。
土壌と有機的な病害虫管理
堆肥による土壌改良を基本とし、強い化学農薬の使用を避けています。コンパニオンプランツの組み合わせや天然由来の資材を用いることで、土と植物双方の健全な状態を保っています。
地域産の石材・木材の利用
可能な限り京都近郊で採れる石材や地域の木材を採用し、輸送に伴う環境負荷を抑えています。地元の素材を使うことは、庭が土地の風景に自然と馴染む結果にもつながっています。
生物多様性の支援
紫アスターの花は蜂や蝶などの授粉者にとって貴重な蜜源です。多様な植物を組み合わせることで、小さな生き物たちが行き来できる庭を目指し、都市の中にも生態系のつながりを残します。
歴史的景観・文化財の保全
寺社や料亭の庭園を手がける際は、既存の石組や樹木を最大限活かし、歴史的な景観を損なわない修復を行います。先人が守ってきた風景を次の世代に引き継ぐことも、私たちの大切な役割です。
これからの取り組み
私たちの取り組みはまだ完成形ではありません。今後は雨水利用システムのさらなる導入、地域の種苗生産者との連携強化、そして施主様と共に庭の環境負荷を定期的に見直す仕組みづくりに力を入れていきます。紫アスターとともに庭を育てるように、持続可能性への取り組みも時間をかけて育てていきたいと考えています。